オリオン座流星群の極大日前後の流星撮影に挑戦。
9月のペルセウス流星群は台風の影響で天候不順、10月前半のりゅう座流星群はすっかり失念で撮影できず。
前回の8月ペルセウス流星群以来の撮影で今回も広島市内中心部からの撮影のため、光害の光と月明かりで空が明るく、暗い流星は撮影できていないので写っている流星数も少ない。
また、自宅マンションのベランダからの撮影で空が開けてない分、撮影視野が狭い。
撮影1日目(2018年10月19-20日)
まず撮影一日目(10月19日21:30~20日05:45)。19日中は雲が多く星が見える時間がほとんど無かった。
0時を越え20日の深夜2時前にまず1つ目の流星が写っていた。かなり暗い流星である。
それから約2時間後に2つめの流星。
また約1時間後、撮影日の最大光の流星が出現した。
夜明け前に最後の1枚の流星。
撮影1日目は計4枚撮影できていた(写真はトリミングしています)。
初日の撮影データは次の通り
- カメラ Sony α7SⅡ
- レンズ FE2.8/24-70GM
- 絞り F2.8
- 感度 ISO800
- 露光時間 10秒
- 撮影枚数 約3,000枚
撮影2日目(2018年10月20-21日)
撮影二日目(10月20日20:50頃~21日05:45頃)まで撮影。
雲の無い視界であったが、前半は月明かりの中での撮影となった。
1枚目は月明かりで見落としそうになるくらい短く暗い流星である。
2枚目は撮影日最長の流星であった。
日にちが変わって01:29頃から約10分間、点滅する人工衛星らしきものを捉えた。航空機は頻繁に写るのだが、夜中に点滅を繰り返す光点は人工衛星と思っているが、それ以外で考えられるものは何でしょうかね。
最後に夜明け前に1つ。これも非常に暗く短い流星でした。
二日目の撮影データは次の通り
- カメラ Sony α7SⅡ
- レンズ FE2.8/24-70GM
- 絞り F2.8
- 感度 ISO640
- 露光時間 10秒
- 撮影枚数 約3,000枚
撮影3日目(2018年10月21-22日)
撮影三日目(10月21日20:30頃~22日05:45)は、放射点に近い角度で撮影。撮影視野内に薄く雲がかかっているため、月明かりや街明かりが反射してぼんやり明るい悪条件での撮影になりました。
撮影角度について、低い位置の方が流星の光跡は長くなるが、ま、オリオン座全景も撮影しておきたいと思いかなり高い位置を狙ってみた。
一枚目は光跡が短いです。
日が変わって二枚目。比較的長い光跡です。
三枚目も光跡は長く、オリオン座の左側を通りました。
四枚目は光跡が綠から赤に変わっています(もしくはその反対?)。
五枚目は中央に短く暗くかすかに写っています。ちなみに右下は航空機の光跡です。
最後は流星なのか航空機または人工衛星なのか判断できなかった光跡です。4枚の写真をコンポジットしたもので、1枚当たりの露光時間が10秒なので最長40秒。光跡の発光時間は短くとも20数秒はあるので、流星でそのような発光時間があり得るのであろうか?
また、途中で増光しているので、航空機等であれば、何が原因で増光するのかよくわからないので、自分として正体不明の光跡です。
なお、光跡が途切れているのは連続シャッターのタイムラグによります。
三日目の撮影データは次の通り
- カメラ Sony α7SⅡ
- レンズ FE2.8/24-70GM
- 絞り F2.8
- 感度 ISO800
- 露光時間 10秒
- 撮影枚数 約3,000枚
上3つの動画で流れている光跡はほとんど航空機のものです。流れ星はタイムラプスにすると1コマ分しかないので目視できない速さで表示されています(毎秒30コマ映像)。
本日22日夜から曇や雨の予報なので、一旦撮影は終了とする。
撮影4日目(2018年10月22-23日)
3日目の後書きに撮影は一旦終了するよと表明したのにもかかわらず、曇天気が予想される中、雲が切れるときがあると思い、4日目の撮影を行った。
が、しかし案の定、曇り空で流星写らず。約3,000枚撮影したタイムラプス映像だけ公開する。